ラッシュ・ストリート・インタラクティブがステイク・コムの買収ターゲットになる可能性

暗号カジノを運営するStake.comは、米国のiGaming市場への参入を可能にする買収を検討していると噂されており、Rush Street Interactive (NYSE: RSI)が候補リストに挙がっている可能性がある。

賛否両論を巻き起こしたStakeは、米国を含む世界中の規制強化されたゲーム市場への参入を目指している。ラッシュ・ストリート・インタラクティブは、以前から買収のターゲットになると噂されており、買い手候補が求めるであろう多くの条件を満たしている。

大規模で、規制があり、売却可能という条件に当てはまる企業は多くない。Rush Street Interactiveは、長い間売りに出されており、Stakeがおそらく欲しがるであろうオンラインカジノのライセンスを保有していることから、論理的に適合している」とEilers & Krejcik Gaming (EKG)は「EKG Line」レポートの最新版で指摘している。

Stakeはまた、カナダのオンタリオ州でiGamingの申請中であり、オーストラリアの規制されたインターネット賭博市場で許可を得ようとしている。

その他のStake.Com買収の噂

EKGは、Stake.comがファンタジースポーツやスキルゲーミング業界での取引も評価している可能性があると付け加えた。しかし、調査会社は、暗号カジノ運営会社が検討した企業を特定しなかった。

ひとつはっきりしているのは、ステイクには取引を実現させるだけの資源があるということだ。昨年の売上高は26億ドルで、ドラフトキングスの22億ドルを大きく上回っている。同社の登録アカウント数は600万で、そのうちの10％がアクティブユーザーとされ、ブラジルや日本などの大きな市場に居住している、とフィナンシャル・タイムズ紙を引用してEKGは指摘している。

ラッシュ・ストリート・インタラクティブ社については、時価総額が6億9910万ドルと手頃で、買収の話し合いに応じている。米国では、シカゴを拠点とするRSIは、BetRiversとPlaySugarHouseのブランドで運営されており、現在、コロラド州、イリノイ州、インディアナ州、アイオワ州、ミシガン州、ニュージャージー州、ニューヨーク州、ペンシルベニア州、バージニア州、ウェストバージニア州でモバイルまたは小売ビジネスで利用できる。

RSIはオンタリオ州でもモバイル・スポーツ・ベッティングを提供しており、コロンビアやメキシコを含むラテンアメリカへのアクセスも買い手にとって魅力的だろう。

PointsBetの米国事業が市場から消えたことで、iGaming/スポーツベッティング統合の憶測は変化し、RSIがその噂の震源地になることは予想できる。

Stake.comは灰色から白を目指す

現在、Stake.comはグレーマーケット事業者として知られている。このレッテルは、ホワイトマーケットと同等の公式ライセンスと規制を受けていないものの、消費者にとってはブラックマーケットよりも安全であることを意味している。

それでも、ホワイトマーケットが最も望まれているラベルであり、ステイクにとってプラスになる可能性があるのは、多くのライバルが以前、世界中のさまざまな市場でグレーからホワイトへの移行を行ってきたことだ。

「エンタテインやスターズグループなど、多くの企業が行ってきたことだ。また、Stakeの共同設立者であるEddie Craven氏が、Twitchと競合するストリーミング配信の新事業Kickに注力するため、近い将来、Stakeが上場する可能性もある。