大阪府の吉村洋文知事は7月18日、夢洲(ゆめしま)での統合型リゾート・カジノ施設について、2029年の開業は難しいと述べた。
この種の施設としては国内初で唯一となる大阪リゾートは、必要な政府認可をすべて取得するのに時間がかかりすぎ、2029年にマイルストーンを達成するのは難しいとのことだ。
遅れの共通認識
ロイターやIAGによると、吉村知事はリゾートのオープンが当初の計画より遅れる可能性があり、そのような想定は「関係者の共通の理解」であると述べた。吉村知事はさらに、”これまで私は遅れの可能性についてしか言及してこなかった “と付け加えたという。しかし、この大阪府知事の発言は、今年初めにMGMリゾーツのビル・ホーンバックルCEO兼社長が発表した「大阪統合型リゾート(IR)の開業は2030年の第2四半期になる見込みである」という同様の発表の再確認として理解されるかもしれない。
オープンは2030年になりそう
「今年の終わりか来年の第一四半期に着工し、4年半から5年かけて建設する予定です。「オープンはおそらく2030年の第1四半期か第2四半期になるだろう。明らかに多くの作業があり、ボーリングという点では人工島なので、その辺りが一般的なタイミングです。”
しかし、4年半から5年の建設期間を示すMGMリゾーツ幹部の声明は、確かに、与えられた期間内に発生する可能性が高い不測の事態のためにいくらかの追加時間を許容した。
しかし、IAGが報じているように、この施設はいずれにせよ2029年にまだスタートする可能性があるという発表があった。MGM幹部が示したように、主要な工事は2029年末までに終了し、微調整のための6ヶ月の期間と2030年第2四半期の施設の立ち上げを利用できると考えることができる。
早期オープンを望む関係者
MGMリゾーツとオリックスが夢洲北部の49万平方メートルの敷地に開発する100億ドル規模のリゾートは、毎年約2000万人の来場者を集め、約36億ドルの収益を上げると言われている。そのため、関係者は一刻も早くこのリゾートを利用したいと焦っている。
不測の事態
労働力不足は大阪リゾートのパートナーにとって重要な懸念事項だが、書類作成はさらに難しいようだ。IAGによると、大阪府は最近、MGMとオリックスがそれぞれの実施契約を締結する期限を2023年9月下旬まで延長した。
この動きにより、2022年に運営パートナーと大阪当局の間で締結された当初の契約の正式な終了までの期間が延長されると報じられている。
実現可能な選択肢
したがって、2029年に大阪で最初で唯一のリゾートをオープンすることは不可能である。しかし、2030年第2四半期には、カジノ開発が世界中のプレーヤーや観光客のためにオープンする可能性がある。
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